ウォータージェット削孔削孔装置
コンクリート構造物の鉄筋を損傷せず補修・補強に適した削孔が可能
コンクリート構造物の削孔は、コアドリリングでの施工が主流ですが、既存の鉄筋を切断するため構造物の耐久性・耐荷力を損なう恐れがあります。このような課題を解決するのがウォータージェット工法です。
ウォータージェットは、鉄筋を損傷せずにコンクリートを削孔できるため構造物に優しく、耐久性の高い補修・補強工事が可能です。孔壁は、コアドリリングで削孔したような平滑な面ではなく、凹凸した面となるため、モルタル等の充填材がかみ合って、高いせん断・付着性能を確保できます。φ20~300㎜が可能。5000㎜以上の深さにも対応可能です。(実績値)
用途
- 鉄筋探査で鋼材の位置が不明確な箇所での削孔
- PC鋼線を包むシースや重要な埋設物があり、傷つけたり破断させたりすることが許されない削孔
- 横断方向に連続するPC桁の横締めや、橋脚の耐震補強のための水平方向の比較的に長い距離が求められる削孔
- 免震ダンパー取り付けブラケットのアンカーのように、下部工コンクリートに堅固に定着させる必要がある長尺のグラウンドアンカー用の削孔
#tag
- はつり
- 削孔
- コンクリート
- 土間スラブ
- 橋台
- 橋梁
- 橋脚
- 低振動
- 高所
- トンネル
- 港湾
- 道路
- 鉄道
- 高層ビル
- 高速道路
工法の特長
- 躯体(コンクリート構造物)の既存鉄筋を損傷せずに削孔することが可能です
- 超高圧・小水量であり、健全部へのダメージが少ないです(マイクロクラックレス)
- 架台・駆動機構部はそれぞれ分解ができ、容易に施工箇所へ持ち込むことが可能です
- 削孔方向の設定は、下面・水平・上面いずれでも可能です
作業機器配置モデル図
機械性能・仕様
重量 | 50kg |
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最高使用圧力 | 240MPa |
最大使用水量 | 60ℓ/min |
回転数 | MAX 1,000rpm |
削孔径 | 20~300mm |
動力 | 100V・エアー |
※本サイトに記載されております性能ならびに仕様は、改良などによりお届けいたします機械と異なる場合があります。また、仕様は予告なく変更することがありますのであらかじめご了承ください。
採用例
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耐震補強用削孔(4m)
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沓座コンクリート除去(連続水平削孔)