INTERVIEW03
底の知れない
技術の世界へ、
探究心で切り込む。

KENSUKE NAKASHO
PROFILE
中勝 健介
2005年入社
さいたま営業所 工事課 課長
工学部 土木工学科卒
01/03
前例のない工事を刺激に、
高みをめざす。
職人になりたい。その気持ち一つで、第一カッター興業に入社しました。実は、伝統工芸の世界にも心を動かされていたのですが、最後には「コンクリートを切る」という事業の意外性と将来性が勝ちました。以来、工事課ひとすじ。課長という立場にはなりましたが、職人として腕を磨きつづけていることに変わりはありません。
この仕事の面白さは、一つとして同じ現場がないこと。コンクリートを切るという触れ込みですが、実は鉄などの手ごわい素材とも対峙します。また、業界ナンバーワンゆえに、誰もやったことのないような工事に挑む機会も多いのです。
たとえば、変電所の電気機器。直径6メートルもある、鉄でできたドーナツのような形をしています。切断面だけで3.5メートル×1.5メートルにもなる鉄のかたまりを、どうしたら切り分けられるのか。そうした難題を前に工夫を重ねながら、お客さまの要望をすべて叶える「きれいな工事」をやり遂げていく。その達成感はかなりのものです。20年近くやっている私でも「まだまだ」と思えるほどの世界ですから、探究心のある人にはたまらないのではないでしょうか。

02/03
部下を育てることは、
自主性を育てること。
2018年に課長になり、今は6名の部下を育てています。若手社員と接する時に気をつけているのは、自主性を引き出すこと。私が若い頃は「いいからやれ」「とにかくやれ」と、言われたままに仕事をすることが当たり前でした。でも、今はそういう時代ではありません。
「なぜ、そうするべきなのか」をしっかりと伝える。そのことで、自分から目的意識を持って行動してもらう。そんなコミュニケーションを心がけています。もともと人見知りの私ですが、仕事とは一人では完結できないもの。今では、メンバーとしっかり向き合えるだけのコミュニケーション能力が身につきました(笑)。
これから入社する方にもぜひ、自分から動くことで仕事の面白さを見つけてほしいですね。面白みを感じれば、自然と向上心は湧いてきます。そして、どれほど向上しても極めきれないような奥の深い世界に、大きなやりがいを見出せるはずです。

03/03
あなたが切り拓きたいものは?
鉄も魚も、なんでも切りたい。
体が動くかぎりは現場に出て、腕を磨きつづけること。それが私の目標です。
入社から2〜3年もすれば一人前にはなれます。けれど、達人への道はそこからが遠い。会社には約300人の職人がいますが、「穿孔ではこの人に絶対にかなわない」といった先輩がごろごろいます。私自身も、これだけは誰にも負けないという分野を見つけて伸ばし、先輩方に頼られるような存在になるために精進しています。
もう一つ、同僚に誘われて始めた釣りの腕も上げたいところです。社内には相模湾を本拠地とした釣りクラブがあり、年末にはお正月用のタイを釣りに行くほどの本格派。ところが私は、釣ったあとの処理がまだまだ未熟で、なかなかうまく捌けません。ここだけの話、コンクリートを切るよりも難しいと思います(笑)。こちらも精進を重ねていきたいです。

INTERVIEW03
KENSUKE
NAKASHO
MY FAVORITE

災害が頻発する中、サバイバル能力を身につけようと4年前に始めたソロキャンプ。多ければ月1回のペースで埼玉の山中に出かけ、美しい星空を眺めています。最近はコロナ禍のレジャーとして人気が出て、キャンプ場の予約が取りづらいのが難点ですね。
SCHEDULE
- 6:20
- 集合・移動 営業所に集合し、作業車に乗合で浄水場のコンクリート基礎の撤去現場まで移動
- 8:00
- 作業 部下や協力会社など4名のスタッフに指示を出しつつ、自らも手を動かす
- 12:00
- 休憩 昼食
- 13:00
- 再び現場作業
- 18:30
- 移動・帰社 帰社後、使用した機材を片付け、翌日の準備
- 19:30
- 退社